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ブラバン
評価:
津原 泰水
新潮社
¥ 620
(2009-10-28)

JUGEMテーマ:読書

単行本では買い忘れ、文庫本になったのを本屋で見つけて購入。ずっと読みたかった一冊だった。

地方都市にある高校のブラスバンド部の話というと青春ものっぽく聞こえるが、半分あっていて半分違う。ブラバンに入った主人公が40代になり、再び当時の部員たちとの交流を持つことから過去と現在との話が描かれる。爽快な青春小説というより、どちらかというと40代以降の心をぞわぞわとさせる小説。
 

それでも部活動に関する描写は、80年代の雰囲気を脳内にしっかりとイメージさせてくれる。

オーケストラと違って、ブラバンには楽器選びも演奏する曲にしても鷹揚なところがあって、そうした雰囲気が生徒たちが話す方言(広島弁)とあいまって、その時代のそのブラバンの姿がはっきりと浮かび上がってくる。特にこれといった大事件は起きないけれど、その頃の高校生が好んだ音楽も部員ごとにこだわりがあるので、そうしたところを読むのが楽しかった。

現在のストーリーがやや読み手に委ねられて終わるので、そのあたりが少し消化不良感として残ったが、そのくらいでちょうどいいのかもしれない。

| hisamitsua | 読書日記☆☆☆ | 13:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
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